| 今回の企業は「旭電化工業株式会社・鹿島工場」で排出された産業廃棄物を当社でセメント生産の燃料としてリサイクルしているものです。 |
|
|
|
例えば、普段なにげなく口にしているチョコレート。常温では固体であるのに、舌に運んだ途端に溶け出し、マイルドな甘味が口いっぱいに広がる。「当たり前」とも言えるこの現象は、チョコレートを構成する油脂成分の融点と大きく関係している。現代人の豊な食生活は、食用油脂の精製・加工技術によってしっかりと支えられている。 旭電化工業は古河グループの化学会社として、1917年、東京都荒川区に産声を上げた。以来、電解ソーダを基とした無機・有機・油脂・食品へと多角化を図り、総合化学会社としての基盤を固めてきた。 |
|
鹿島工場は70年、鹿島臨海コンビナート内で操業開始。苛性(かせい)ソーダ、塩素、水素を利用した化学品および食品の製造・加工事業を手がけている。74年には東洋一のマーガリン一貫生産ラインを整備。その後、溶剤分別、無菌食品ラインの設置など多角化を推し進めている。現在、「リス印」ブランドで出荷しているマーガリンやショートニングなどは、製菓・製パン業界から高い評価を受け、鹿島工場は同社の主力工場として大きな期待が寄せられている。
|
|
「環境の世紀」と言われる21世紀。鹿島工場では、循環型社会の実現に貢献しようと、地域社会と調和・共存を図り、「環境にやさしい工場づくり」に取り組んでいる。@廃棄物の削減と有効利用A大気・水質への排出削減B省エネルギーの推進C環境関連設備への投資D緊急事態への対応―などが活動項目となっている。 廃棄物については、そのほとんどが製造工程での副生物であり、極力発生させない工夫を施している。また、リサイクルも積極的に推進。例えば、原料油脂を脱色する際に、副産物(廃白土)が発生する。同工場では、廃棄物として処分せず、日立セメントの技術協力のもと、100%セメント原料として有効利用している。さらに、汚水汚泥の発酵処理を検討し、実用化に取り組んでいる。 本年度の環境目標は、対前年比で「1%の省エネ」「10%の廃棄物削減」「1%のリサイクル率向上」「埋立処分量10%の削減」―の四本柱。「環境にやさしい工場」へ着実な歩みを続けている。 |
|
|
|