| 今回の企業は「ライオン化学株式会社・鹿島工場」で排出された産業廃棄物を当社でセメント生産の燃料としてリサイクルしているものです。 |
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水と油は混ざらない。しかし、界面活性剤には、本来、混ざりにくいとされる水と油を混ぜ合わせる働きや水中や空気中の固体表面を活性化させる働きがある。汚れを取り除く洗剤や肌に潤いをもたらす乳液などにも、この界面活性剤が働いており、いまや私たちの日常生活には欠かせない存在となっている。
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この基本的性質を利用して、洗浄、乳化、分散などの機能をもった界面活性剤を生産しているのが、ライオン化学鹿島工場だ。これらライオン化学鹿島工場で生産された原料は、ライオンの商品として家庭でなじみの深いシャンプー・リンスの「植物物語」、洗剤の「トップ」、台所用洗剤「チャ―ミー」、など多くの家庭用品として販売されている。「もちろん、肌に触れるものだから、安全性が求められるは当然で、暮らしに役立つという実用性も追求している」と村上良彦取締役業務部長。
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また、界面活性剤は私たちの日常の暮らしばかりでなく、多くの工業分野にも用いられ、活躍している。石炭の粉末が水に馴じむようにするための界面活性剤。こうしてできた液体は火力発電所の燃料として使われる。又、新聞紙などの古紙再生のためにはインクを取り除く工業用洗剤として利用されている。さらに、地球のオゾン層破壊で脱フロンが叫ばれるなか、界面活性剤はますます注目される存在となっている。
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一方、同工場では、二年前から、廃棄物を削減し、またリサイクル化して廃棄物をゼロにするゼロエミッションを目指す努力を始めた。達成目標年次は2002年。 「少量多品種の生産をしているので、切替洗浄にともなう廃液が最も多い」と話す松倉忠明生産管理部長。廃液は主に地元の再資源化センターに持ち込み処理している。また、生成物は精製ろ過することが多いため、固形の廃棄物も廃液に次いで多く排出される。この固形の廃棄物処理を依頼した先が日立セメント。従来は、ただ燃やしていただけだったが、日立セメントでは固形廃棄物を燃料として燃やし、出た灰をセメントの原料として使うなどリサイクルが基本。松倉生産管理部長は「ライオンの工場ではすでに数工場でゼロエミッションを達成している。当工場のゼロエミッション達成のポイントは固形廃棄物のリサイクル化にあると考えていた。そして一昨年末に日立セメントさんと出合った。日立セメントさんでは100%リサイクル。従って、固形廃棄物は出来るだけ日立セメントさんに処理いただける様努力してきた。その結果一昨年の当工場の廃棄物リサイクル率は約50%だったのが、昨年は90%をこえた。今年は日立セメントさんと更に本格的に取り組み、略100%を目指したい」と話す。 |
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